受講生へのインタビューInterviews with students

[ 2期 大東千恵さんへのインタビュー ]

プレゼン・スピーチセミナーで素晴らしい成長を遂げた大東さんに、受講後のインタビューをしました。
受講前と受講後、スピーチやコミュニケーションに対する考えがどのように変ったのでしょうか。

そして、大東さんはセミナーを通して、大きな3つの気づきを得ることができたようです。 その得られた3つの気づきとは何か。セミナーを通して、得られたものなど、いろいろとお聞きしました。

"【第一の気付き】伝えるということは相手を思ってすることなんだ "


Q. セミナー受講と検定合格を通じて、3つの気付きがあったとのことで、そのことを先ずお聞かせください。ひとつ目の気付きとは何ですか?

ひとつ目は「スピーチってコミュニケーションにも通じる」ということです。セミナー受講前はスピーチというものは大勢の聴衆に対してするものというイメージを持っていました。実際にセミナーを受講してみると、一人ひとりにわかってもらうことがポイントであることが理解でき、非常にコミュニケーションに通じているものなんだと思いました。

これまで、自分にブレーキをかける二つの気持ちがありました。ひとつは、私は非常に人見知りが激しいということ。もうひとつは、様々なことが自分に向けられていたと感じていたこと。
例えば、何かをするときでも恥ずかしいから止めておこうとか、緊張感が先に立って相手を思って何かをしようというところまで行けていなかったのです。しかし、それがそうではなくて、伝えるということは相手を思ってすることなんだなと、セミナーを通してわかったときに考え方が変わりました。相手を思って伝えることってすごく大切な事なんだなと自分の中で腑に落とすことができました。


"【第2の気づき】自分の言いたいことを言うのと、相手がわかるように伝えることは違う "


Q. 2つめの気づきとはなんですか?

「自分の言いたいことを言うのと、相手がわかるように伝えることは違う。」ということです。つまり、伝えるだけでなく、それを伝わっているかを意識することがとても大事なのだと気づきました。

ひとりでのレッスンとは違って、同じ受講生の仲間が違う意見を持っているということをビデオを撮ったフィードバックから実感しました。それを繰り返していく中で、「あ、自分は人と違うんだな」ということがわかったのです。


"【第3の気づき】自己表現は良い悪いではなく、相手に伝えること"


Q.3つ目の気づきはなんですか?

「自己表現は良い悪いではなく、相手に伝えること」ということです。これまでは、自分の意見を言うということに慣れていなかったので、意見をいうこと自体が評価されることだと思っていました。更に、自分に自信がなかったので、意見を言うことは良いことだと思っていませんでした。

ところが、セミナーの仲間と学びを共有していくうちに、「あ、意見を言っていいんだな!」ということに、いつの間にか気づいたんです。回を積み重ねるうちに自分の中で。


"プレゼン・スピーチセミナーで行う3種類のフィードバックについて"


Q.毎回のプレゼン・スピーチセミナーで行っている、3種類のフィードバックについて感想を聞かせてください。先ず最初は、仲間である聴衆からのフィードバックはどうでしたか?

最初は慣れなかったので、違和感がありました。ただ、慣れてくるにつれて、良い悪いではなくてきちんと伝えてくれているんだなというのがわかるようになって、自分が客観的に築けるようになりました。

Q.第2のフィードバックについてです。自分がスピーチしている姿をモニターを通して客観視する、自分自身によるフィードバックはいかがでしたか?

いや〜。いいですか?(笑)最初はすごく嫌でしたね。(笑)自分を何かに映して見るとか音声を聞くということ自体が経験がなかったので、そういった意味で「やったことがないことをやること」に抵抗があったのですね。でも、やはり自分と対峙する場所であり、客観的に見ることができたので、自分にとっては変わるきっかけができたのだと、結果として非常に良かったですね。


Q.最後は、翌週に行うコーチによるフィードバックはどうでしたか?

はい、仲間や自分以外に、プロの視点で見てもらって返してもらえるということは、自分が変われたことに対して、気づき自体が大きかったですね。

受講前に持っていたスピーチのイメージとは?


Q.最初はスピーチが苦手だと言っていましたが、いま思えば「苦手」というのはどういうことでしたか。

苦手に関しては、私にとっては2つあると思うんです。
ひとつは(スピーチの)教育を受けていなかったということが、かなり大きかったですね。
もうひとつは、大学の英語の授業で英語でスピーチをしたことがあって、その時は評価が低くて、「あ、自分はスピーチが苦手なんだ」と思い込んでしまったのです。その時もどうやって改善するかという指摘は教えてもらえなかったですね。

Q.なるほど。本当に日本人ってスピーチが苦手なひとが多いですね。 スピーチに苦手意識を持っている人にこのセミナーを薦めるとしたら、どんなメッセージを送っていただけますか。

「ひとことで言えば、ともかく体験してみてください」ということをお伝えしたい。スピーチだからということだけではなく、コミュニケーションの力や人間力をつけるという意味ではいい機会ではないかと思います。 スピーチに囚われないで受けてみて欲しいと思います。

セミナーを通して得られたブレークスルーとは?


Q.セミナーを通して、何か急に上達するような「ブレークスルー」を実感できましたか?

5日目にコーチから「一皮むけた」と言われましたが、自分でも実感がありました(笑)。冷静に振り返ってみて、先ずイメージでいうと何かがバーンと弾けた感じでした。ここは自分を表現していい場所なんだなと思えて、その上で、どうやったら伝えられるのか?に自然に気持ちが向いて、考え方がガラっと変わりました。

Q.大東さんの2日目と5日目のスピーチを、ご自身で今見てみるとどうですか。

自分で言うのもなんですが(笑)、まったく別人ですね!表情とか笑顔を見てみて、自信を持つということが、こんなにも違う見え方になるのか!と実感しました。

やはり、きちんと思いを持って伝えていくことが大切だと思いました。

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